「家族信託」って何?~わかりやすく解説~
- Masashi Morimoto

- 2月16日
- 読了時間: 2分
こんにちは!司法書士の森本です。
昨日、調査士の先生と話題になったので少し書こうかなと思いまして。
1. そもそも家族信託って?
最近よく聞く「家族信託」。
でも、実際にどんなものか分からない人も多いのではないでしょうか?
簡単に言うと、「自分の財産を信頼できる家族に託し、将来の管理や活用方法を決めておく制度」です。
2. こんな人におすすめ!
家族信託が役立つのは、例えばこんなケースです。
認知症対策をしたい
→ 親が認知症になると銀行の口座が凍結され、財産管理ができなくなることがあります。事前に家族信託を設定しておけば、家族がスムーズに財産管理できます。
不動産を円滑に管理したい
→ アパートや土地を持っている人が、将来の管理者を決めておくことで、スムーズに運用が続けられます。
遺言とは違う柔軟な財産承継を考えたい
→ 遺言は相続時に一度きりの財産移転ですが、家族信託なら「最初は長男に、その後は孫へ」といった複数世代にわたる承継も可能です。
3. 家族信託の仕組み
登場人物は主に3人!
• 委託者(財産を託す人):例)お父さん
• 受託者(管理・運用する人):例)長男
• 受益者(利益を受ける人):例)お父さん(最初)→長男(将来)
例えば、お父さんが自宅や預貯金を長男に信託し、お父さんが生きている間はお父さんが利益を受け、亡くなった後は長男が引き継ぐ、といった形が作れます。
4. 家族信託のメリット・デメリット
◎メリット
• 認知症による財産凍結を防げる
• 相続対策として活用できる
• 遺言よりも自由な財産管理ができる
△デメリット
• 信託契約の作成が複雑
• 相続税対策には直接つながらない
• 受託者の責任が大きい
5. まとめ:家族信託をうまく活用しよう!

家族信託は、財産管理や相続をスムーズにする強力な手段ですが、内容が複雑なので専門家のサポートが重要です。(私もまだまだ勉強中です…)
「うちの家族には必要かな?」と思ったら、一度専門家に相談してみるのがおすすめです!
ではでは!




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